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プロジェクトタイムゾーン

最終更新 2026/10/03

マルチタイムゾーン管理​

複数のタイムゾーンにまたがるプロジェクト(ユーザーが異なるタイムゾーンにいる場合や、海外展開しているビジネスなど)向けに、AEは送信されたイベント時間を統一的に識別・記録し、オフセット情報が失われないようにします。また、分析時にタイムゾーンを1つ指定し、世界中の送信データをそのタイムゾーンの時刻に換算して計算できます。

たとえば、サンフランシスコに本社を置くグローバル運営のプロジェクトで、中東のユーザーと東アジアのユーザーの送信データをサンフランシスコ時間でまとめて確認したい場合は、表示タイムゾーンをサンフランシスコのタイムゾーンに設定するだけで済みます。

プロジェクトタイムゾーンの設定​

プロジェクト管理者以上のロールは、「プロジェクト設定」でプロジェクトのタイムゾーン設定を管理できます。

(1)デフォルトでは、タイムゾーン設定はOFFになっています。この場合、送信データの元の時間のまま計算・表示されます。

(2)「マルチタイムゾーン」スイッチをクリックしてONにすると、プロジェクトのタイムゾーン設定を開始できます。マルチタイムゾーンを有効にすると、既存のアセットに影響が出る可能性があります。具体的な影響は画面の表示を確認してください。

(3)タイムゾーンオフセットプロパティの設定

送信データのうち、タイムゾーン情報を記録しているプロパティを「タイムゾーンオフセットプロパティ」として選択します。イベント時間とUTC時間とのオフセット時間数は数値型のデータで記録してください。この数値の有効範囲は-12~14の整数です。

タイムゾーンオフセットプロパティを設定していないプロジェクトでは、マルチタイムゾーン関連の機能が正常に動作しません。マルチタイムゾーンのスイッチをONにしたら、できるだけ早く設定を完了してください。

クライアントSDK(Android SDK v2.2.0 / iOS SDK v2.2.0 / JS SDK v1.2.0 / Unity SDK v1.4.3以降、またはその他のクライアントSDK)で送信している場合、AEはデフォルトで#zone_offsetを使ってタイムゾーン情報を自動収集します。「デフォルトタイムゾーンオフセット」(#zone_offsetプロパティ)をそのままタイムゾーンオフセットプロパティとして選択できます。このプロパティを送信していない場合は、数値型のプロパティを手動で選択してタイムゾーンオフセットプロパティにする必要があります。

リアルタイムアラートなど「リアルタイム」関連のアプリケーションを有効にしている場合、タイムゾーンオフセットプロパティにはFlinkで解析できるイベントプロパティしか使用できません。Flinkで解析できないプロパティを使用すると、リアルタイムアラート機能が正常に動作しなくなります。設定時に影響範囲が表示されるので、確認したうえで設定または変更を提出してください。

(4)ユーザーのタイムゾーンプロパティの設定

ユーザーがいるタイムゾーンを収集すると、ユーザー分布の分析やエンゲージのプッシュ計画の策定に活用できます。ユーザーのタイムゾーンプロパティを設定すると、エンゲージモジュールで「ユーザーのタイムゾーンでプッシュ」機能を使用できるようになります。仮想プロパティ以外のユーザープロパティを使用できます。プロパティ値には-12から14までの有効なタイムゾーン値を使用でき、整数でないタイムゾーン値も含まれます。送信されたプロパティが有効なタイムゾーン値でない場合や数値型でない場合は、マッピング用のコードリストをアップロードして、送信値をタイムゾーン値にマッピングできます。マッピング用のコードリストの使用を確定すると、コードリストにないプロパティ値はすべて不正な値とみなされます。

(5)プロジェクトタイムゾーンの選択

分析時に使用する対象のタイムゾーンを選択します。最もよく使うタイムゾーンをデフォルトタイムゾーンに設定すると、プロジェクトメンバーが分析するときの初期のデフォルトタイムゾーンになります。

たとえば、本社がサンフランシスコ(UTC-08:00)にあり、このタイムゾーンを基準に世界中のデータの集計基準をそろえる場合は、UTC-08:00をプロジェクトタイムゾーンに設定できます。

(6)タイムゾーンオフセット後の表示時刻の計算方法

表示時刻 = イベント時間 +(表示タイムゾーン - イベントタイムゾーン)

注意事項:​

タイムゾーンはコホートやタグなどのアセットの計算に使われるため、タイムゾーンを削除・変更すると、コホートやタグなどのアセットが再計算され、大量のリソースを消費します。タイムゾーン設定をむやみに削除・変更しないでください。

マルチタイムゾーンのスイッチをONにした後は、OFFにする際に慎重に判断してください。データエラーやリソースの無駄を避けるため、タイムゾーンをOFFにした後も、関連するダッシュボード、レポート、コホート、タグの計算ロジックが想定どおりかどうかを事前に確認してください。

ベストプラクティス​

標準タイムゾーンで海外データを統一する​

海外展開している製品で発生した世界中のデータを、決まった1つのタイムゾーンで標準化します。たとえば、すべてのデータをUTC±00:00にオフセットすることで、タイムゾーンによってデータの日付がずれる問題を防げます。

暦日に沿わないキャンペーンのデータ分析​

暦日に沿わないキャンペーンとは、開始時刻と終了時刻が現地の日付の切り替わり時刻に従わないキャンペーンのことです。たとえば、キャンペーンが現地時間の午前3時に開始・終了する場合です。分析時には3時を日付の区切りとする必要が出てくることがあります。このときは、タイムゾーン編集機能を使って日付の区切りに対応するタイムゾーンを設定し、分析時に切り替えれば、こうしたキャンペーンのリテンション/復帰分析を行えます。

海外チームのデータ確認​

チーム内に海外のチームがある場合は、タイムゾーン設定機能を使います。これらのチームがいるタイムゾーンを選択可能なタイムゾーンとして設定しておけば、データを確認するときに該当するタイムゾーンに切り替えられ、海外チームの使い方に合わせやすくなります。さらに、デフォルトタイムゾーンをすべてのチームが議論で使う共通のタイムゾーンに設定すれば、それぞれの使い方を保ちながら、効率よく連携できます。

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